- ほとんどの求人の実働8時間は嘘では?
- 実働8時間以上働くのは違法ではないの?
- 実働8時間以上働いているのに残業代が支払われず困っている…
そんな方向けのページです。
あやせ
- 元ブラック飲食チェーン正社員
- 1日14時間勤務 + サービス残業
- 26歳の時に未経験からIT業界へ転職
- WEBエンジニアで完全在宅ワーク
この記事では、求人票に記載のある「実働8時間」という記載は嘘なのか、というテーマで解説していきます。
実働8時間を超えて働いているのに残業代が貰えず困っている時の対処法についても紹介します。
始めに結論から。
結論:求人票の実働8時間は嘘ではない
結論として、求人票の「実働8時間」という記載は嘘ではありません。
国の法律として、1日8時間が法定労働時間として定められています。
厚生労働省のホームページには、法定の労働時間について「原則として、1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません」と記載があります。
つまり、たとえ実態が14時間労働だとしても、求人票には「実働14時間」などとはかけず「実働8時間」と記載されているのです。
そのため、求人に実働8時間と記載があるからと言って、実際に働く時間が8時間という事ではありません。
企業は条件を満たせば、労働者に対して時間外労働(残業)をさせることが可能です。
実働8時間と書いてあるのに、実際は10時間働いていれば、「求人票は嘘だったのでは?」と感じてしまうかもしれません。
しかし、法定労働時間の8時間と時間外労働2時間と考えれば、実働8時間という表記は嘘ではありません。
実働8時間は嘘ではないが残業代が支払われないのは違法
前述の通り、求人票の実働8時間という表記は嘘ではないという事が分かりました。
ただし、法定労働時間である8時間を超えた分は時間外労働に対して、残業代が支払われなければ明らかに違法です。
求人票における実働8時間という記載は嘘ではありませんが、それ以上に働いた時間外労働に対して報酬が支払われないのは違法です。
私も以前はブラック企業に勤めていて、毎日14時間労働でしたが、サービス残業でした。
当時は法律や労働条件に関して無知だったこと、仕事で疲労困憊だったこともあり、何も行動はできませんでしたが、今思うとできることはあったなと感じています。
以降では、残業代が貰えない場合の対処法について紹介します。
実働8時間は嘘ではないが残業代が貰えない場合の対処法
時間外労働をしているにも関わらず、残業代が支払われない場合の対処法についてまとめました。
労働組合への参加
労働組合に加入している場合、組合のサポートを受けることも可能ですので、相談してみましょう。
労働組合は労働者の権利を代表し、交渉や法的手続きのサポートをしてくれる場合があります。
労働基準監督署への相談
残業代が支払われない場合、労働基準監督署に連絡し、労働基準法に違反している可能性を確認してみるのは一つの手です。
悪質な場合には、労働基準監督署は違法な労働条件に対する調査を行い、必要に応じて雇用主に対して是正勧告を出すことがあります。
労働弁護士の相談
残業代が支払われない場合、労働弁護士に相談することを検討します。
労働弁護士は法的アドバイスを提供し、訴訟手続きを代行することがあります。
また、残業代に限らず退職手続きを代行してくれる弁護士や労働組合もあります。
退職代行サービスを利用すれば明日から出社しなくていいですし、退職手続きは全て対応してくれます。
安心して使える退職代行サービス一覧はこちら
転職の検討
残業代が支払われず、問題が解決しない場合、新しい職場を探した方がいいでしょう。
サービス残業をさせるような企業に未来は無いですし、労働環境も整っていない安心して働きたいと思えるような会社ではありません。
ご自身の希望の働き方ができる企業を探すことが賢明です。
実働8時間は嘘ではないが求人サイトは鵜呑みにしてはいけない
就職を検討しているとき、必ず確認するのが求人票や企業の採用情報ページかと思います。
実際にブラック企業に勤めていた私の経験から、求人票や企業の採用情報ページの情報は決して鵜呑みにしてはいけません。
その手の採用情報と実態は大きく異なるからです。
私も以前は大手飲食チェーンで正社員として働いていました。
就職前に確認していた求人票には、シフト制で実働8時間としっかり記載されていました。
ですが、実態は朝10時〜夜24時までの14時間労働でした。
実働8時間を超えた6時間(休憩が取れる日は5時間)については、残業代は支払われずサービス残業です。
求人票や企業の採用情報ページでは、基本的に良いことしか書かれていません。
特に採用情報ページは綺麗に作りこまれていて、すべての企業が従業員第一のホワイト企業に見えるものです。
就職活動の際は求人の際はSNS(LinkedIn、Twitter、Instagramなど)や就活会議などの口コミサイトを必ずチェックすることをおすすめします。
重要|まとめ:残業代を支払わない企業に未来はない、早期の行動をおすすめ
求人票の実働8時間という表記は嘘なのか?というテーマで解説してきました。
結論としては、実働8時間は嘘ではありません。
法定労働時間が8時間と定められているため、ほとんどの企業の求人情報には「実働8時間」と記載されています。
当然、多くの企業で残業はありますので、実働8時間と記載があっても、それを超えて働くことは一般的です。
もちろん時間外労働には報酬が支払われなければ違法です。
残業代も支払われず困っているという方は、対処法の項目を参考にしてみてください。
以前ブラック企業に勤めていた私としては、残業代も十分に支払わないような企業には将来性はないと感じています。
早期に新しいキャリアを検討することをおすすめします。
5年ほど飲食業で勤めていましたが、私の場合は26歳の時に完全未経験でITエンジニアへ転職しました。
飲食業時代は1日14時間労働でサービス残業と将来に不安しかありませんでしたが、
今では、残業無し、年150日以上の休日、平均以上の給与、完全在宅ワークで働けています。
どのようにキャリアチェンジしたかは別ページでも紹介していますので、よろしければご覧ください。