- 転職に必要なワードとエクセルのスキルレベルが気になる
- 転職におけるワードとエクセルのスキルの重要性が知りたい
- ワードとエクセルを独学で学ぶ方法を知りたい
そのような方向けのページです。
あやせ
- 元飲食チェーン正社員
- 26歳の時に未経験・無資格からIT業界へ転職
- WEBエンジニアで完全在宅ワーク
今現在ワードとエクセルのスキルが全くない人向けの転職戦略も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
転職で要求されるWordやExcelの操作スキル
転職市場で求められるWordやExcelの操作スキルは、一般的に初級、中級、上級のレベルに分けられます。
ご自身のスキルがどの程度か、まずはチェックしてみてください。
Wordのスキルレベル
私が考えるWordのスキルレベルは以下のとおりです。
Word初級レベル
- 文書新規作成、編集、保存、フォーマット設定
- テキストの入力、カット、コピー、ペースト
- 基本的な書式設定(フォントサイズ、色、スタイルの変更)
- 簡単な文書レイアウト(段落の整理、リスト作成)
Word中級レベル
- 複雑な文書フォーマット(目次、ヘッダー、フッター、ページ番号の追加など)
- 表やグラフの挿入と編集
- テンプレートの使用とカスタマイズ
- 文書のレビューと校正ツールの使用
Word上級レベル
- 高度な文書デザインとレイアウト
- マクロ作成による自動化
- 長文書の管理(索引、セクション分割)
- ドキュメントの共有と協力作業のための高度な機能
Excelのスキルレベル
私が考えるExcelのスキルレベルは以下のとおりです。
Excel初級レベル
- 基本的なデータ入力とセルフォーマット
- 簡単な数式と関数(SUM、AVERAGEなど)の使用
- 基本的なグラフの作成(棒グラフ、円グラフ)
- セル範囲の選択、並べ替え、フィルタリング
Excel中級レベル
- 複雑な数式と関数(VLOOKUP、IF、COUNTIFなど)
- データの分析と管理(ピボットテーブル、データバリデーション)
- 複数のシート間でのデータ連携
- 条件付き書式やデータの視覚化
Excel上級レベル
- 高度なデータ分析(統計関数、データモデリング)
- マクロの記録とVBAプログラミングによる自動化
- 複雑なグラフとダッシュボードの作成
- 大規模なデータセットの管理と自動化
転職先によって必要なスキルレベルは異なりますが、多くのオフィス職では少なくとも中級レベルのWordとExcelの操作スキルが求められるでしょう。
特にExcelの場合は、データ分析やレポート作成において中級から上級レベルのスキルが要求されることが多いです。
WordやExcelのスキルが転職市場でどのように評価されるか
WordやExcelのスキルは、転職市場においてあらゆる職種で求められる重要なスキルのひとつで、市場価値を高める要因となりえます。
幅広い業種での基本要件である
ほとんどの職種では、WordやExcelの基本的なスキルが前提とされているでしょう。
これらのスキルは、日常的な文書作成やデータ管理に欠かせないため、多くの職種で基本スキルとして求められます。
生産性と効率性を向上できる
WordやExcelを効率的に使用できることは、生産性の高さに直結します。
特に、Excelでは高度なデータ分析、報告書の作成、予算計画などに必要なスキルが評価されます。
専門職での高度なスキルの要求される
会計、金融、データ分析、プロジェクト管理などの専門職ではExcelの高度なスキル(ピボットテーブル、VLOOKUP、マクロの使用など)が特に重視されます。
職場での即戦力としての評価される
WordやExcelのスキルがあることで、新しい職場での即戦力として高く評価されます。
特に中級から上級レベルのスキルを持つ応募者は、研修時間の短縮や即座の業務貢献ができることをアピールできます
技術的な職種での補助スキル
IT、エンジニアリング、科学的な職種では、専門的な技術スキルに加えて、WordやExcelを使用した文書作成やデータ管理能力も重要視されます。
私はITエンジニアですが、Google ドキュメントやスプレッドシート(Googleが提供する無料のワードやエクセルのようなもの)を日常的にデータ分析などで多用しています。
転職のためにWordやExcelスキルを学ぶべきか
WordやExcelのスキルは現代の職場では非常に重要であり、転職成功のためにこれらのスキルを身に付けることは大きなアピールポイントとなります。
多くの職種での基本スキルである
さまざまな業種や職種で、WordやExcelの基本的なスキルが前提とされています。
これらは、日常的な事務作業、データ管理、レポート作成などに不可欠なツールです。
市場価値の向上させる
WordとExcelのスキルを身に付けることで、転職市場における自身の価値を高めることができます。
特に、オフィスワーカー職種を目指す場合、基本的なスキルが期待されるでしょう。
即戦力としての評価される
WordやExcelを使いこなせると、研修の時間やコストを節約できるので、新しい職場での即戦力となり、評価にも繋がります。
効率的に業務をすすめられる
WordやExcelの知識は、日々の業務をより効率的かつ効果的に進めるために役立ちます。
例えば、Excelはデータ分析や予算管理に、Wordは文書作成や報告書の整理に使われます。
学習リソースの豊富で学びやすい
WordとExcelは非常に一般的なツールであり、オンラインコース、チュートリアル、ワークショップなど、独学で学習するための方法がたくさんあります。
キャリアの選択肢が広がる
WordとExcelのスキルがあることで、キャリアの選択肢が広がり、異なる業種や職種へのキャリアチェンジも視野に入ります。
MOSを取得するべきか
MOS(Microsoft Office Specialist)とは、Microsoft Office製品(Word、Excel、PowerPointなど)に関するスキルと知識を認定する国際的な資格です。
転職するためにMOSの資格を取得するかどうかは、あなたのキャリア目標や狙っている業界によって異なります。
MOS資格の取得が転職において有利かどうかを判断するためのいくつかのポイントを挙げていきます。
スキルを証明するため
MOS資格は、Word、Excel、PowerPointなどのMicrosoft Office製品に関するあなたの知識と技術を客観的に証明する公式な資格です。
履歴書や職務経歴書に具体的な技術力を示すことができます。
市場価値を高め差別化を図るため
MOS資格は、特にOfficeスキルを重視する職種において、あなたの市場価値を高める可能性があります。
転職市場において、特定の技術資格は他の応募者との差別化を図るための有効な手段となります。
自己投資と自信を向上させるため
MOSが資格取得できればスキルが向上するだけでなく、自信を持つ機会ともなります。
職場での効率化させるため
MOS資格は、職場での効率を高め、より複雑なタスクを簡単にこなせるようになるため、仕事のパフォーマンスを向上させることができます。
ただし、MOS資格取得には時間と費用がかかるため、あなたのキャリア目標や狙っている業界に資格が適しているかを検討することが重要です。
また、資格取得だけでなく、実際の業務での経験やスキルを積むことも、転職成功のためには不可欠です。
WordやExcelを独学で学ぶ方法
WordやExcelのスキルを学ぶ方法を無料と有料に分けて紹介します。
無料で学ぶ方法
WordやExcelを無料で学ぶ方法は以下の3つです。
Microsoft Office Training Center
Microsoft Office Training CenterはMicrosoft自身が提供する無料のトレーニングリソースです。
基本から応用レベルまでのチュートリアルがあります。
YouTube
WordやExcelに関するたくさんの動画がYouTubeで公開されています。
初心者から上級者まで幅広い内容がカバーされています。
ハローワーク
ハローワークによっては、たとえば「基礎パソコン講座」と題してWordやExcelの無料講座が開かれることがあります。
お住まいの地域のハローワーク情報をご覧ください。
有料リソース
WordやExcelを費用をかけて学ぶ方法は以下の3つです。
Udemy
Udemyはオンライン学習プラットフォームです。
自分の好きな講師を選んで基本から高度なスキルまで学ぶことができます。
通常時は高価な動画が多いですが、頻繁に行われているセールが狙いめです。
書籍と電子書籍
WordやExcelの教科書やガイドブックが多数出版されています。
Microsoft認定トレーニング
Microsoft Office Specialist (MOS) 資格などの取得を目指す場合、Microsoft認定トレーナーからの専門トレーニングを受けることができます。
WordやExcelを使う職種
WordやExcelを頻繁に使う職種は多岐にわたります。
以下にいくつかの主要な職種を紹介します。
事務職
文書作成、データ入力、レポート作成などにWordやExcelを使用します。
企業の日常運営をサポートする役割を担います。
会計士/経理担当
財務報告、予算計画、経費追跡などの財務管理にExcelを主に使用します。
また、Wordを使用して公式の財務文書を作成することもあります。
データアナリスト
データ収集、分析などにExcelを用います。
また、その結果をWord文書で報告します。
マーケティング担当
市場調査データの分析、報告書作成、キャンペーンのパフォーマンス追跡にExcelを使い、マーケティングプランやプレゼンテーション資料をWordで作成します。
人事担当
従業員情報の管理、給与計算、採用活動の追跡にExcelを使用します。
採用関連文書や社内規程の作成にWordを活用します。
教育関係者(教師、講師)
学生の成績管理、教育カリキュラムの計画にExcelを用い、教育資料やテスト問題をWordで作成します。
営業担当
営業成績の追跡、顧客データの管理にExcelを使用します。
契約書や提案書の作成にWordを使います。
SE(システムエンジニア/ITエンジニア)
プロジェクトの要件定義、設計書の作成にWordを使用します。
タスクの進捗追跡や様々なデータ管理にExcelを活用し、会議の議事録などにWordを使用します。
WordやExcelのスキルがない人の転職戦略
「今現在WordやExcelのスキルが全くない」
そのような方向けに、WordやExcelを新たに学ばない前提で転職戦略を考えてみます。
中でも特に「職業訓練」「民間のスクール」を活用するのは有効は手段です。
他の強みやスキルに焦点を当てる
他の技能や経験、特技を強調します。
たとえば、コミュニケーション能力、チームワーク、リーダーシップ、特定の業界知識などをアピール材料とします。
非事務職や技術を要する職種を検討する
物理的な作業を伴う職種、クリエイティブな仕事(デザイナー、アーティスト)、または対人スキルを重視する職種(営業、カスタマーサービス、ヘルスケア)など、オフィスベースの作業が少ない職種を目指します。
独自の専門性を伸ばす
特定の専門知識や技術を持っている場合、それを強調し、関連する職種を探します。
例えば、特定の工具の使用経験や、特定の業界での専門知識などです。
実務経験を強調する
過去の仕事経験で獲得した成果や経験を強調し、どのようにそれが新しい職場での成功に貢献できるかを説明します。
人間関係やコミュニケーションスキルを強化
対人スキルやコミュニケーション能力を重視する職種を探し、これらのスキルを面接時にアピールします。
たとえば、サービス業にお勤めの方であれば、高い接客能力は強い武器となります。
職業訓練を検討する
新しいスキルを学ぶ機会として、職業訓練プログラムに参加することを検討します。これにより、WordやExcel以外の領域での経験を積むことができます。
民間のスクールを活用する
特定のスキルを学びつつ就職サポートもしてくれる民間企業が提供するサービスがあります。
私は無料のプログラミングスクール経由で、全くの未経験・無資格・無ITスキルからITエンジニアへ転職しました。
重要|まとめ
現代の社会で一般的なオフィスワーカーにとっては、WordやExcelのスキルはもはや必須のスキルといっても過言ではないでしょう。
もし目指す職種でWordやExcelが必要そうであれば、今回紹介した学習リソースで学んでみてください。
また、今現在まったくWordやExcelスキルが無くても転職にはさほど影響はないかと思います。
私の場合は大手飲食チェーンの正社員から、WordやExcelはおろか、パソコンスキルも全くない状態から転職し、今では在宅エンジニアとして働けています。
採用面接の場でも、WordやExcelスキルについては全く触れられませんでした。
もし事務職など以外にも、プログラマーなどのエンジニアに興味を持たれた方は、無料の就職サポート付きプログラミングスクールや未経験歓迎の転職エージェントも調べていますので、よろしければ参考にしてみてください。
就職サポート付き無料プログラミングスクール一覧
未経験特化転職のエージェント一覧