飲食店の正社員|なぜ長時間労働なのに給料が安いのか

長時間労働と薄給
  • 飲食店正社員で働いている
  • 長時間労働なのに給料が安い
  • 長時間労働 x 薄給から脱出する方法を知りたい

そうお悩みの方向けの記事です。

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あやせ

  • 元ブラック飲食チェーン正社員
  • 1日14時間勤務 + サービス残業
  • 26歳の時に未経験からIT業界へ転職
  • WEBエンジニアで完全在宅ワーク

私も以前は大手飲食チェーンで正社員として働いていました。

労働環境はかなり厳しく、一日14時間労働なうえ、給与は手取りで17万円に満たないぐらいでした。

このページでは、

なぜ飲食店の正社員は長時間労働なのに給料が安いのか

について紹介しつつ、

現在私はそのような環境から脱出し、別業界で平均以上の収入を得ながら在宅ワークできているので、その方法をお伝えできればと思います。

なぜ飲食店正社員の給料は長時間勤務の割に安いのでしょうか?

実際に飲食店で5年以上働いてきた私としては、以下のような理由があると思います。

  • 利益率が低い
  • 価格競争が激しい
  • アルバイト・パートスタッフが多い

利益率が低い

まず飲食業界の利益率の低さに原因があると感じます。

食材のコスト、特に高品質な食材を使用する場合、原価は売上の30%以上になることも珍しくありません。

例えば、売上が100万円の飲食店で食材費が30万円、人件費が40万円の場合、残りの30万円でその他の経費(家賃や光熱費、雑費など)を賄い、利益を出す必要があります。

飲食店の高い経費が利益率を低下させて、それが正社員の給料に反映されることが多いと考えられます。

価格競争が激しい

飲食業界の価格競争の激しさも、原因の一つです。

多くの顧客を引きつけるために価格を下げると、利益率はさらに圧迫されます。

たとえば、近隣の競合他社が価格を下げた場合、同様のサービスを提供する自店も価格を下げる必要が出てきます。

このような激しい価格競争の結果、利益が減少し、それが正社員の給料に反映されると考えられます。

アルバイト・パートスタッフが多い

アルバイトやパートスタッフ(以下スタッフ)の多さも原因のひとつだと思います。

飲食店は多くのスタッフに支えられています。私が勤めていた店舗では、正社員2人に対し、スタッフは20人ほど在籍していました。

なぜ、スタッフの多さが正社員の給料に影響を与えるのかというと、スタッフの埋め合わせを正社員が行うケースが多々あるためです。

正社員がカバーすることで、スタッフに支払うはずだった給料は発生しないためです。

私の場合は、急に来られなくなったスタッフの代わりに勤務することが頻繁にありましたが、その時間はサービス残業として給与は一切払われませんでした。

ここが “飲食業に闇” とも言えるところですが、正社員であればサービス残業させればいいという “日常” は、すべての飲食店にあてはまるわけではありませんが、少なからず存在します。

その結果、長時間労働にも関わらず、正社員の給料は労働時間の割に低くなります。

私の場合は計算してみたところ、時給600円ほどでした。

なぜ飲食店の正社員の長時間働いているのに給料は安いのか、それは一番削減しやすいのが正社員の給料だからです。

正社員であれば固定給でいくらでも働かせられます。

私の場合入社して始めの1ヵ月一日8時間労働できっかり退勤できていましたが、2ヵ月目から一気に仕事が増え労働時間が14時間になりました。

ですが、驚いたことに1ヵ月目と2ヵ月目で給料が変わりませんでした。

一日の超過労働時間6時間はサービス残業だったためです。

このような実態はデータとして世間には絶対に出ないでしょう。

もしあなたが同じような境遇にいるのであれば、脱出するために以下の選択肢があるかと思います。

  • 勤めている飲食企業で出世する
  • より好条件な飲食企業へ転職する
  • 別業界へ転職する

勤めている飲食企業で出世する

勤めている会社が好きで、将来性のある企業であれば、その企業で出世を目指すのも良いかと思います。

飲食店での働き方は店舗従業員だけではありません。

店長、メニュー開発、エリアマネージャー、仕入れ部門、人事部門など、より経営側に近づけば、労働条件と給料の改善は見込めるはずです。

より好条件な飲食企業へ転職する

飲食業が好きで店舗スタッフとして働くのが楽しいのであれば、別企業への転職も考えてみてもいいかも知れません。

同じ飲食企業でも、労働条件はかなり異なるはずです。

フーズラボエージェントクックビズなど飲食専門の転職エージェントもたくさんあるので、まずは無料相談してみてもいいと思います。

別業界へ転職する

もう飲食正社員に希望を持てない、という方にとっては別業界への転職が最も簡単な方法です。

私は飲食業で5年ほど働いていましたが、給料の安さと労働時間の長さに、将来に不安を感じたため、別業界へ転職することにしました。

結果としては、全く未経験のIT業界ですが、残業無し平均以上の給料と、完全在宅ワークという好条件で働くことができています。

もしあなたが20代と若ければ、未経験でも転職チャンスはたくさんあります。

飲食店スタッフのように立ち仕事はきつい、今度はもっと落ち着いた仕事につきたいという方には、手に職が付けられるIT業界でのエンジニアがおすすめです。

エンジニアであれば在宅ワークは可能ですし、培ったITスキルは将来に渡って役立ちます。

転職独立副業と将来性は無限大です。

もしエンジニアに興味があれば、就職支援付きの無料プログラミングスクールを調べていますので、よろしければ参考にしてみてください。

また、IT業界でなくても未経験特化の転職エージェントもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。


このサイトでは「ブラック企業から未経験ITエンジニアへ転職し完全在宅ワークで働く」方法を紹介しています。ITエンジニアや完全在宅ワークに興味があれば、ぜひ別の記事もご覧ください。

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