- 飲食店で正社員として働いている
- 飲食関連の資格しか持っていない
- 飲食業から他業種への転職は厳しいのではと不安になっている
そのような方向けの記事です。
あやせ
- 元ブラック飲食チェーン正社員
- 1日14時間勤務 + サービス残業
- 26歳の時に未経験からIT業界へ転職
- WEBエンジニアで完全在宅ワーク
もし、あなたが「飲食業から別業界への転職は難しい」とお考えであれば、それは全くの誤解です。
例え、飲食関連の資格(栄養士や調理師、フードスペシャリストなど)しか保有していなくても問題なく転職は可能です。
保有している資格は、転職活動であなたの立派な実績となります。
その資格が応募先企業の職種と関係無かったとしても、資格取得の経緯、学習意欲、専門知識を身につける能力、目標達成のための努力といった実績として評価されます。
飲食関連の資格が直接関係しない業種であっても、資格取得の過程で培われた知識や経験をうまく採用面接などで話すことで、大きなアドバンテージとなります。
ただ、飲食業での仕事自体は、一般的なオフィスワーカーと比べてかなり特殊です。
飲食業で正社員として勤めていると、飲食しか経験が無いのに別業界で評価されるか、不安になる気持ちはよくわかります。
私も以前は大手飲食チェーンで正社員として働いていました。
労働環境はかなり悪く、1日14時間労働でサービス残業、給料は月に手取りで17〜18万円ほど。
店舗での一般スタッフだったため1日中立ち仕事です。
体力的な限界と、将来へのキャリアの不安、なによりプライベートな時間が搾取されている感覚が膨れ上がり、退職を決意しました。
飲食業界が長く、別の業界での経験は無いうえに、資格も簿記3級(会計職などに就くには評価されないレベル)くらいしか持っておらず、私でも転職できるのか不安に感じていました。
ですが今では、飲食業から全く異なるIT業界でエンジニアとして働けています。
それまで、パソコンすら持っていなかったにも関わらずです。
労働環境と言えば、飲食店スタッフからエンジニアとなり全く変わりました。
勤務時間
不規則なシフトから定期的な勤務時間への変化しました。
飲食時代は平日休日とわず10時~24時労働でしたが、エンジニアとなった今では平日9時~17時の労働です。
作業環境
物理的な労働からデスクワークへの変化しました。
飲食業では基本立ちっぱなしでしたが、エンジニアの今では1日中デスクに座ってパソコン作業をしているので、体力的にとても楽に感じています。
ストレスの種類
対人サービスのストレスから、プロジェクトの期限や技術的な課題への変化しました。
飲食業では顧客対応やスタッフ管理など対人のストレスが多かったですが、エンジニアの今では成果物の納期や技術的な課題解決へのストレスの高さがあります。
収入の変化
飲食業では1日14時間以上働いても給与は手取り月17万円ほどでしたが、今では8時間労働で数倍に増えました。
一般的に飲食業は平均年収は低く、エンジニアは平均より高いというデータがあります。
キャリアの観点
飲食業で働いている時は、勤めている企業での出世か、自分で店を出すかくらいのキャリアしか見えていませんでした。
エンジニアは手に職が付けられる職種なので、培ったITスキルで独自サービスをリリースして「独立」や、本業の傍らクワウドサービスで仕事を受注して「副業」収入を得たり、さらなるキャリアアップを目指して「転職」など、可能性は無限大だと感じています。
ワークライフバランス
飲食業は常に現場で労働しなくてはいけませんが、エンジニアはパソコンとネット環境さえあれば仕事が可能です。
今は在宅ワークで仕事ができるようになり、通勤時間もないので、家族との時間や趣味に使える時間が増え、プライベートはかなり充実しました。
以前の私と同じように、「飲食業から別業界への転職は難しいのでは?」とお考えであれば、それは全くの誤解だと改めて言わせていただきます。
実際に飲食正社員から転職した私としては、自分の意識次第かなと感じています。
転職に際して不安に感じているところは、自分の経歴が評価されるか、というところではないでしょうか。
自分を正しく評価してもらうためには、「職務経歴書」などの資料作成と、「面接対策」が重要です。
特に、面接で自分の魅力を最大限に伝えなくてはいけません。
「現職で何を経験したのか」「どうしてこの業界に転職したいのか」「どうやって資格と取得し何を学んだのか」などをしっかりと言語化し、はっきり明るく話すことが大切かと思います。
私も面接はかなり苦手意識があったので、そこはプロの力を借りて転職しました。
そもそも、私がどうやって飲食業からITエンジニアに転職したのかというと、無料で利用できる就職支援付のプログラミングスクールを活用しました。
3ヵ月のプログラミング講習を受けた後、営業の方に色々と転職サポート(資料作成や面談対策など)をしてもらえます。
飲食業から他業種への転職において、特に不安なのは転職先の職種に適性があるかどうかです。
しかし、スクールを利用することで、事前にエンジニアとしての適性を確認できるため、安心してエンジニアに転職できました。
もしエンジニアに興味があれば、就職支援付きの無料プログラミングスクールを調べてみましたので、参考にしてみてください。
30代を超えてしまうと、一気に未経験枠での転職は難しくなる印象です。
ただ、あなたが20代であれば、飲食業から別業界への転職は問題ありません。
逆に言えば、今が新しいキャリアに進む大きなチャンスです。
未経験特化の転職エージェントについてもまとめていますので、良ければご覧ください。