- 未経験エンジニアが優良SES企業を見分けるための7つの条件
- 私が10年以上同じSES企業に勤め続けられた理由
- 面接で実際に使える確認の聞き方
- プログラマカレッジ経由での就職と通常応募の違い
あやせこんにちは。WEBエンジニアのあやせです。
「SESはやめとけ」という言葉、転職活動中に目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
私は27歳でプログラマカレッジを卒業し、SES企業にエンジニアとして就職しました。
そしてSESの会社に10年ほど勤め続けています。
「IT土方」「スキルが身につかない」「ブラック」——転職前に散々調べて、正直かなり怖かったです。でも、入ってみた現実は違いました。
この記事では、SESの評判が悪い理由を正直に整理した上で、「本当のところどうなのか」を体験談とともにお伝えします。
SESとは何か(簡単に)
SES(System Engineering Service)は、エンジニアをクライアント企業に常駐させて技術サービスを提供するビジネスモデルです。
- 雇用元:SES企業(給与・社会保険・研修はここ)
- 勤務先:クライアント企業(実際の現場作業はここ)
「派遣とどう違うの?」と思う方もいますが、派遣は労働者派遣法が適用され派遣先の指揮命令下に入るのに対し、SESは準委任契約が基本で、指揮命令は基本的に雇用元側にあります。ただし実態は現場によって様々で、その境界が曖昧なこともあります。
SESの評判が悪い3つの理由
ネット上の「やめとけ」は、大きく3つの理由に集約されます。
① 「IT土方」と呼ばれる現場に入るリスク
テスト作業やデータ入力など、技術的な成長が望めない単純作業を延々とこなす現場が存在します。
こういった現場に当たり続けると、スキルが身につかないまま年齢だけ上がっていく、という状況になりえます。
② 多重下請け構造による待遇の悪化
大手SIer → 1次請け → 2次請け → 3次請け…という多重下請け構造の末端に入ると、マージンが積み上がって手元に残る給与が少なくなります。
③ 帰属意識が持ちにくい
毎日通う現場と、給与を払ってくれる会社が違う。
この「どこの会社員なのか分からない感覚」が、帰属意識の低下や孤独感につながると言われます。
では実際はどうだったか——私の10年
以上の3点は、すべて本当に起こりえることです。否定しません。
ただ、「SES企業だから必ずこうなる」というわけではなく、会社と現場によって全然違う、というのが10年以上働いた実感です。
私の場合:
| 項目 | 実態 |
|---|---|
| 現場 | Webシステム開発(技術を使う仕事) |
| 残業 | ほぼゼロ |
| 有給 | 年35日以上・普通に取れる |
| 年収 | 500万円台(初年度) |
| 勤務形態 | 完全在宅 |
「IT土方」と呼ばれる状況とは、だいぶ違います。
入社して良かったと感じている理由のひとつが、入社前に担当者に徹底的にヒアリングしたことです。
ブラックSES企業を避けるための見分け方
未経験でSES企業に入るとき、事前に確認すべきポイントがあります。
確認①:月の平均残業時間を聞く
「月平均残業は何時間ですか?ここ3ヶ月の実績で教えてもらえますか?」と具体的に聞きましょう。
「20時間以内」と答えられない会社は要注意。
確認②:どんな現場・案件に行くのかを聞く
「テスト業務が多いですか?開発業務が多いですか?」「どんな技術スタックを使っていますか?」と聞きます。
「開発経験を積ませたい」と言いながら実態はテストのみ、というケースがあります。
確認③:スキルアップ支援の有無を聞く
技術書の購入補助・資格取得支援・社内勉強会の有無を確認します。
「エンジニアを育てる気があるか」が透けて見えます。
確認④:現場変更の希望が通るか聞く
「合わない現場に配属された場合、変更の希望は通りますか?」と聞きましょう。
「本人の希望を聞く」と答えられる会社は、比較的ホワイト寄りです。
プログラマカレッジ経由で入ると確認できること
私がプログラマカレッジ経由でSES企業に就職したとき、スクールの担当者が就職先の情報を事前に調べてくれていました。
- 現場の残業状況
- 使っている技術スタック
- 案件の種類
担当者への遠慮は要りません。「残業は月何時間ですか」「どんな技術を使いますか」と納得いくまで聞く姿勢が、良い就職先を選ぶカギです。私は実際に徹底的に聞きました。
入校条件(事前確認を)
- 30歳以下
- 首都圏での就職希望
- 職歴不問(フリーター・ニート可)
よくある質問
Q. SES企業に入ると一生SESなのですか?
A. そんなことはありません。SES企業でスキルを積んでから自社開発企業に転職するルートは一般的です。私の場合は同じ会社を10年以上続けましたが、それは環境が良かったから。最初の会社があなたにとってゴールである必要はありません。
Q. SESとSIerは違いますか?
A. 違います。SIer(システムインテグレーター)は自社でシステム開発を受注・管理する会社です。SESはエンジニアを常駐させるサービス形態です。SIerがSES企業にエンジニアを発注するケースもあります。
Q. SESから自社開発に転職することはできますか?
A. できます。SESで実務経験を2〜3年積んだあと、自社開発企業の転職に成功するケースは多いです。「SESでスキルを積む → 自社開発へ転職」は定番のルートです。
Q. 未経験でもSES企業に入れますか?
A. 入れます。ただし、独学ゼロでは厳しい。プログラミングスクールで基礎を身につけてから就職活動するのが現実的です。プログラマカレッジは研修から就職までをセットで支援しています。
まとめ
「SESはやめとけ」は半分本当で、半分は思い込みです。
- ブラックなSES企業は存在する。でも全部がそうではない
- 会社と現場によって環境は天と地ほど違う
- 事前のヒアリング次第で、良い環境の会社に入れる確率は大きく上がる
私は10年以上、同じSES企業で働いています。残業なし・完全在宅・年収500万台。「やめとけ」と言われた就職先で、こういう働き方をしている人間がいることは事実です。
SES企業に就職することを怖がりすぎず、「どう選ぶか」を考えることに集中してほしいと思います。








