- 飲食業正社員として勤めている
- 退職の伝え方に悩んでいる
- できるだけ円満に退職したい
そんな方向けの記事です。
あやせ
- 元ブラック飲食チェーン正社員
- 1日14時間勤務 + サービス残業
- 26歳の時に未経験からIT業界へ転職
- WEBエンジニアで完全在宅ワーク
飲食店正社員から退職を考えている際、悩むのは退職の方法です。
できれば円満に辞めたいですよね。
私も以前は大手飲食チェーンで正社員として働いていました。
仕事は一生懸命にこなし、長時間労働も受け入れていたので(内心とてもきつかったですが)、職場の方からは「やる気のある人」「飲食業が好き」と思われていたかと思います。
このページでは、私がどのように辞めたのか(どんな理由を伝えて辞めたのか)についても紹介しつつ、飲食店正社員から円満退社する方法について紹介したいと思います。
飲食店正社員から円満退社する方法
今飲食店正社員として働いている人が円満に辞める方法として次の通りです。
- 辞める理由を固めて直接伝える
- 退職代行サービスを利用する
それぞれ解説していきます。
辞める理由を固めて直接伝える
一つ目の方法は、辞める理由をしっかりと固めて、人事や上司に直接退職を伝えることです。
ここで重要なのは、現職への不満を理由にしないこと。
仕事内容や待遇への不満を理由にしてしまうと、「じゃあ解消するから残って」と引き止められてしまいます。
退職を伝える際には「現職への不満」ではなく、企業側ではどうしようもできない「引き止められない絶対的な理由」が欲しいところです。
そうは言っても難しいですよね。
そこで退職の理由として使える例を以下の3つを挙げたいと思います。
- キャリアの方向性の変更
- 健康上の理由
- 家族や個人的な事情
キャリアの方向性の変更
自分のキャリアを変更したいという理由は一番説得力があります。
例えばあなたが「ITエンジニアになりたい」と伝えたら、企業側は引き止める方法はありませんし、逆に応援してくれることもあるでしょう。
確定はしていなくても、ぼんやりと次の業界や職種について考えておくと、退職の理由として使いやすいかと思います。
私の場合は退職を伝える時点で、すでに転職支援付の無料のプログラミングスクールに入校を決めていたので、すんなりと受理されました。
健康上の理由
もしあなたが過度なストレスや身体的な疲労により、健康上の問題が表れているのであれば、それを正直に伝えましょう。
私も飲食業界に5年以上勤めていましたので、長時間労働や理不尽なクレーム対応などのストレスから、健康上の理由で退職していく人をたくさん見ました。
無理に前述した次のキャリアなどを繕う必要もありませんので、もしあなたに健康上の問題が発生しているのであれば、それを正直に伝えるのが一番です。
家族や個人的な事情
家族や個人的な事情についても、企業側としてはどうしようもありませんので、無理な引き留めにあうことはないでしょう。
例えば、「家族の健康問題」「育児や介護の責任」「配偶者の転勤や移住」「個人的な健康問題」などが挙げられます。
家族の健康問題
親や配偶者、子どもなど家族の誰かが病気になり、長期間のケアが必要になった場合。このような状況では、家族の世話を理由に仕事を辞めることは理解されやすいです。
育児や介護の責任
小さな子どもを育てている、または高齢の家族を介護している場合、これらの責任が仕事との両立を困難にしていることを理由に退職を考える人もいます。
配偶者の転勤や移住
配偶者の仕事の関係で他の地域への移住が必要になった場合。特に、配偶者が転勤で異なる地域や国へ移る必要があるとき、家族と共に移動する必要があるため、退職を選択することがあります。
個人的な健康問題
自身の健康上の問題が原因で、現在の仕事を続けることが困難になった場合。継続的な医療ケアや休養が必要な状況などがこれに該当します。
退職代行サービスを利用する
二つ目の方法は、退職代行サービスを利用することです。
退職代行サービスとは、退職を希望する人々のために、企業への退職通知や関連する手続きを代行するサービスです。
退職代行サービスに関しては、別記事でも詳しく紹介していますので、気になる方はご覧ください。
退職代行サービスのメリットは次の点にあります。
- 今日から仕事に行かなくていい
- サービス残業分を請求できることがある
- 有給の消化を交渉できる
退職交渉で感情的になってしまったり、不満を直接ぶつけてしまうと、余計に話がこじれてしまいます。
そもそも、あまりにひどい労働環境なので、もう仕事に行きたくない、交渉をする気力もない、という方もいるかと思います。
ブラック企業に勤めている場合であれば、退職代行サービスで法的に安全に退職可能です。
退職代行サービスの中には、法的に危ういサービスも存在します。
弁護士、または労働組合による運営で、安心して利用できる退職代行サービスを調べてみましたので、活用の際は参考にしてみてください。
20000円ほどの費用ですべての面倒な手続きを代行してくれます。
重要|まとめ
飲食店正社員から円満に退職する方法には、次の戦略があります。
- 辞める理由を固めて直接伝える
- 退職代行サービスを利用する
円満退職するには、仕事を辞める理由をしっかりと固めることが重要です。
そのために一番簡単なのは、次のキャリアについて考えておくことです。
私の場合はエンジニアに興味があったので、就職支援付きのプログラミングスクールへの申し込みをしてから退職交渉をしました。
次のキャリアを決めてしまえば、退職を引き止められることもありません。
ブラック企業に勤めている場合は、退職代行サービスの活用も検討しましょう。
退職代行サービスを利用すれば、今日からもう出社しなくていいですし、サービス残業分の支払い交渉なども可能です。
危険な退職代行サービスもありますので、安心安全な退職代行サービス一覧を参考にしてください。
飲食業に勤めていて、退職を考えられている方であれば、すでに心身ともに疲れ果てているはず。
私は飲食業からの転職は推奨しています。
ホワイト企業もあるかとは思いますが、飲食企業のほとんどは過酷な労働環境を労働者に強いている実態があるからです。
飲食業の正社員は余程の志がなければ、続けていける職種ではありません。
あなたが20代と若ければ尚更キャリアの見直しもおすすめします。
20代であれば、未経験の業種や職種であっても転職できる大きなチャンスがあるからです。
私も26歳のころに、大手飲食店正社員からエンジニアになって、完全在宅ワーク、残業無し、年150日以上の休日、平均以上の収入、と生活が一変しました。
ぜひあなたにも、あなたの望むキャリアや働き方を手に入れて欲しいと思います。
現役エンジニアとしておすすめできる、無料スクールや未経験向けの転職エージェントも調べていますので、ぜひ参考にしてみてください。